10:14発の電車に乗って、スウェーデンへ。いったんマルメまで行って乗り換え。
スウェーデンクローネに両替して、残ったデンマーククローネでパンを購入。
なぜかここにベルリナー(ベルリンのドーナツ)があったので、買ってみる。
あとは、デニッシュとか。
ちょっと電車が遅れてる。ヨーロッパの電車も結構遅れるって聞いてたから、
乗り換え大丈夫かなーと思って待ってたら駅員さんが
「ホーム変わりましたぁ〜」って言って、みんな大急ぎ!
もー、ドキドキします。
無事マルメで乗り換えもできて、ひと安心。マルメから3時間くらいで
首都ストックホルムに着きます。
こっから先は指定席なので、ゆっくり寝たりパン食べたり。
となりの席に黒いレトリバーを連れた女性が座った。
ヨーロッパの犬はホントに待遇が良い。
ちゃんとおとなしく足下に座るんだけど、やっぱり狭いみたいで
あっち向いたり、こっち向いたり。
女の人が席を外したら、あらら座席に座っちゃったよ。
2~3分間、私は犬と隣同士というちょっとシュールな光景でした(笑)
帰ってきた飼い主に怒られてました。
3時過ぎにストックホルムに到着。そのままストックホルムでの宿へ。
ストックホルムでもB&Bに泊まる事にしました。ココ
いったん荷物を置いて、お出かけ。なんだか天気が悪くなってきた。
北欧入りしてから毎日曇り続き…。
でも、宿の近くにはなんにもないので街へ出てみなくては!
駅からシングルチケットで来たので、バス停の自販機でチケット購入を試みる。
ここ、札が使えない!両替したばっかだからコインがない。
カードも何故か通らない。運転手からも買えない(なんで??)。
バス停にいた女の子に買い方を聞いてみるが
「なんでカード通らないんだろう?」って感じ。
困ってたら、バス停の後ろで一服してた、お兄ちゃんが見てくれて
どうもスウェーデンの銀行のカードしか使えないらしい。
げー、どうしよう!街に下れないよ!と思ってたら
「乗っていいよ」って。そのお兄ちゃん運転手だった!
どこからどうみても、運転手に見えない。私服だし、サングラスだし。
どうもスウェーデンのバスの運転手は、みんなこんな感じらしい。
ラフ!!
結局タダで乗せてくれて、ストックホルムの中心部あたりで下車。
思ってたより都会!曇ってたし、ちょっと治安が悪そうなところだったので
不安になる。とりあえず、72時間有効のバスチケットを買って
土地勘をつかむために、街歩き。おなかもすいてきた。
スウェーデンにはMAXというメジャーなファーストフードがある。
日本でいうモスかロッテリア的な立ち位置らしく、通りを挟んでマックを発見。
MAXの方がやや優勢。背の高い若い男子店員にオリジナルセットを頼むと
すごく真面目に対応をしてくれて、不安だった気持ちがちょっと穏やかになった。
ドリンクはセルフで紙コップだけくれるシステムだった。
これはいい。でもみんな無断でおかわりしちゃわない??
味もおいしかったよ!
とりあえず明日のあさごはんをスーパーで調達して、帰宅。
クネッケを買ったよ!
(B&Bだけど、あさごはんないの…)
◆旅の予算◆
バスシングル40SEK,ツーリストカード(72h)200SEK
スーパーでいろいろ100SEK,MAXでセット60SEK
(2008年6月のレート1SEK:18円)
◆旅の宿◆600SEK(1人300SEK)
お部屋であさごはんを食べて、バスでガムラスタンまで。
ガムラスタンはストックホルムの旧市街。魔女の宅急便のモデルにもなった街。
狭い路地がたくさんあって、建物も16~18世紀そのままの姿で保存されています。
さすがに大通りは観光地化されているけど、すこし中に入ると人も少なくて静か。
世界一細い路地というのもあるよ。ほんとに狭かった!
途中教会で結婚式に遭遇。この旅2回目。
ガムラスタンにはノーベル博物館があります。
ここのレストランの椅子の裏には、ノーベル受賞者のサインがあるけど
ひっくり返して見れるような雰囲気じゃなかったけど、見る人いるのかなー。
しかも、ここではノーベル受賞者の晩餐会に出されるデザートが
食べれるというので、食べてみました!
なんか上品な味!美味しい!レストラン自体は高級感漂ってて
入りづらいんだけど、意外とスタッフのお姉さんが気さくで
「TAK」って最後にお礼を言ったら笑ってくれました。
ここの売店にはここでしか買えないコインチョコが人気で
日本のおいちゃんとか、めっちゃ買ってたよ。
そして、私たちはショップとレストランしか行ってません(笑)
まだまだ行くところ満載なのです!
エステルマルム地区まで戻って、市場へ。
屋内マーケットなので、雨でもやってるのが嬉しい。
この市場、すごい充実してます。何から何まで売ってるし、どれも美味しそう!
でも、スウェーデンも物価は高いのです。節約の旅ではあまり贅沢もできません。
おいしそうなサーモンを後にして、ランチに選んだのはラップサンド。
野菜たっぷりで美味しかった!かなりのボリュームだったので、
半分は夕食用にテイクアウト。オレンジジュースも買ったんだけど
スウェーデン語でオレンジはAplesinらしく、パッと見はアップルぽいでしょ。
ソフトクリームもGlassなの。これじゃ、まったく想像すらできないよね。
ストックホルムの街はだまし絵みたいで、ちょっと難しい。
いたるところに階段があって、さっきまでこの道にいたのに
なぜか今その道の下にいたりする。地図を見てるだけじゃ、下なのか上なのかが
よくわからなくなるのだ。
ストックホルムでのお楽しみが、スカンセンとローゼンダールス!
夕方少し時間が空いたので、スカンセンのショップとローゼンダールスをちょっと下見。
バスでユールゴーデン島まで。ローゼンダールスは夕方だったので人もまばら。
途中で馬に出会ったり、青すぎる空に感動したり。
スウェーデンの空の色は、どことも違う。なんかスコーンと抜けてて広い。
ここで3回目の結婚式に遭遇!近くのレストランでパーティがあるらしく
ドレスアップしたゲストが森の中を並んで歩いてる姿が
映画のワンシーンみたいで印象的でした。
「とりがいるよー」なんて森散策をしていたら、雲行きがあやしい…。
降り出す前に戻ろう!と思ったら雨がー。
行きはそんなに距離感じなかったのに、全然バス停までつかないよー。
しかも人気がないし、視界も悪くて。自然はいろんな顔を持ってるね。
ふたりでビショビショになりながら、ようやくバス停へ。
疲れたー。
◆旅の予算◆
ノーベル博物館でアイス40SEK,ランチ85SEK
スカンセンショップで350SEK,おみやげいろいろ300SEK
(2008年6月のレート1SEK:18円)
◆旅の宿◆600SEK(1人300SEK)
今日は日曜日!ヒョートリエットの蚤の市に繰り出す。
リサラーソンの何かないかなーと思ってウロウロ。
優しそうなおいちゃんにエクスキューズミーしたら、「イエスマダム?」って返ってきた。
なんだか嬉しかった!あいにくリサのは見てないよーって。先週は見たけどって。
違うお店で結局リンドベリのデザート皿を2枚購入して、お買い物終わり。
そのままバスに乗って昨日雨に降られたユールゴーデン島へ再び。
実は、スカンセンの近くにこれまたチボリ公園があるのです!
スウェーデンにもあるなんて、初めて知りました。しかも結構人気!
今日は日曜日だし、家族連れでバスも激混み!
とりあえず、ランチにローゼンダールスに向かう。
ここで採れた野菜を使ったサラダが大人気。今日のランチメニューは3種類。
そしてここでもスウェーデン語!スープランチとサラダランチはわかったけど
もう1種類が解読不能。試しに友達が頼んでみると肉のランチでした(笑)
そして私はスープランチをオーダー。サラダ食べる気まんまんだったんだけど
スープも肉(何の肉か不明)すっごーーく美味しくて感動。
デザートもセルフで好きなものを。これまたよくわからない
ケーキも美味しかったな。何日かぶりにサンドイッチ以外のもの&
感動するおいしさのものを食べました。
でも、それだけ高いんだよね…。贅沢なランチ。
しかも、外で食べれてもう最高です。地元の人は原っぱで食べてる人もいるし
みんな短い夏をこれでもかーってくらい楽しんでる感じ。
すごく良かった。おすすめです。
他にも、お花や野菜も売ってるし、パン屋さんもあります。
営業は夏のみのようです。
そのあと、スカンセンへ。
ここは野外博物館で、動物園の他にスウェーデンの古い建物が
たくさん保存されていて、伝統工芸なんかも見る事ができます。
スカンセンもカップルやファミリーですごくにぎわっていました。
この日は「いちごフェア」や「フォークダンスショー」もあって
イベント盛りだくさん。1日遊べる場所です。
途中でスタンバイしてるフォークダンスの子供と会って
後ろから写真撮ったら、気づいてニカーっと営業スマイルくれました(笑)
今日は天気も崩れることなく1日外で遊んだーって感じ。
今日の夕ごはんもお部屋で質素に…。
◆旅の予算◆
ポストカード12SEK,リンドベリの皿2枚150SEK
ランチ120SEK,スカンセン70SEK,いちご10SEK,スーパーでいろいろ45SEK
(2008年6月のレート1SEK:18円)
◆旅の宿◆600SEK(1人300SEK)
旅の疲れが出たのか、ふたりして遅い起床。
郵便局に寄ってハガキを出す。スウェーデンのポストマークもかわいいね。
ブランチにFIGAROに載ってたカフェサトゥルヌスへ。
ちょっと外れた道にあって、すっごくバランスのいいカフェでした。
内装もいいし、スタッフの感じもいい。私はパン2つとエスプレッソ。
女の子のスタッフが白Tとチノ、コンバースにエプロンでシンプルなのに
おしゃれで素敵だったな。
今日はトラム博物館とヴァーサ号博物館に行きます。
トラム博物館は街の外れにあって、すごいユルい博物館です。
倉庫みたいな室内に、新旧取り揃えた歴代のトラムとか
当時の制服とかが展示されています。
ちびっこが遊べるミニミニ電車とかもあって、楽しい。
ストックホルムの喧噪に疲れたら、ここ、おすすめです。
ミュージアムショップでハガキとか買うのもおすすめ。
続いてヴァーサ号博物館へ。
入るとすぐに引き上げられたヴァーサ号がどーん!すごい迫力。
見れば見るほど、凝った作り。こんなに頑張って作ったのに出航後沈没…。
なんて悲しい。「がびーん」って感じだったでしょうな…。
でも、この博物館すごい規模が大きくてすごい。
ヴァーサ号が作られるところとか、船内の様子を再現してたり
あげくの果てには沈没で亡くなった人の骨まで展示されてます。
私は怖くて見れなかったよ…。
ここも、是非訪れてほしいスポットです。
写真は室内が暗すぎてうまく撮れません。
今日はスタートも遅かったし、見るところ満載だったので
これにて帰宅。帰りにスーパーに寄る。
ストックホルムのスーパーはICAとHemkopがメジャー。
Hemkopの方が安くて可愛いような気がするよ。
ここで、初めての外国寿司にチャレンジ!
テイクアウトでみそ汁のような、スープのようなものも
ついて40SEK。安いか高いかわかんない。
しかも、やはりサーモンが3つも入っていた!
あと、アボカドとか。さすがに魚の種類は少ないみたい。
味はまぁまぁ美味しかったです。
そういえば、今日昼間にヨハネ教会に寄って中を見学しようとしたら
ちょうど祭壇前に棺が置かれていて、お葬式の準備をしてる雰囲気。
遠くからその光景を見たら、なんだか心に響いてしまった。
今生きていてここから見ている私と
死んでしまってそこに横たわる誰かの距離は、
遠いようですごく近いのかも…なんて。
その物理的な距離感と心の距離感がなんともいえない
不思議な感覚だったな。
明日はVaxholmへショートトリップです!
◆旅の予算◆
エアメール12SEK,ブランチ60SEK,ツーリストカード(72h)200SEK
トラム博物館30SEK,ハガキとか20SEK,ヴァーサ号博物館10SEK
スーパーでいろいろ55SEK,SUSHI40SEK
(2008年6月のレート1SEK:18円)
◆旅の宿◆600SEK(1人300SEK)
朝ごはんの残りでサンドイッチを作っておべんとうに。
今日は船で少し遠出して、Vaxholmへ。
本当はゴッドランド島に行きたかったんだけど
お天気の具合とかスケジュールが合わなくて断念しました。
それに時間に追われて行くようなところでもないだろうし。
今度はゆっくり行ってみたいなー。
でも、Vaxholmもすっごく良いところだったよ。
海も近いし、自然もいっぱい。メインストリートにはお店があるけど
人も少ないし、なんだか穏やかです。
ゆっくり街歩き。そうそう、Slussenの駅前で食べたかった
にしんのフライが食べれるーというのでお店を探す。
すごく小さいお店で、家の窓でオーダーして、お庭の一角で食べる
なんとものんびりなお店で、素敵だった。
ちょっと甘くて酸味のある黒パンに、にしんのフライをはさんで
オニオンを上からのせて出来上がり。美味しかったなー。
Vaxholmはストックホルムよりもずいぶん暑かった。
なんでこんなに気温が違うの?ってくらい。
帰りの船を待ってる間に、ふたりでビッグなソフトクリームを
はんぶんこ。まったく英語と違うので、連想ゲームで予想する。
自分の欲しい物を買えたときの嬉しさといったら!
ストックホルムに帰ってから、北方民族博物館に。
グスタフ・ヴァーサ王がデーンと迎えてくれます。
ここも見どころボリューム満点。船旅で疲れていたので
どうも集中力に欠けてしまった。残念。
サーメ人についての展示も多くありました。
再びガムラスタンまで出て、ベジタリアンブッフェで夕ごはん。
たまにはちゃんと食べないとね。
◆旅の予算◆
フェリー往復140SEK,にしん45SEK,北方民族博物館60SEK
アイス25SEK,夕ごはん95SEK
(2008年6月のレート1SEK:18円)
◆旅の宿◆600SEK(1人300SEK)
朝5:30に起床。今日は2カ国一緒に旅した友達が帰国する日。
朝早い便なので、空港行きのバス停までお見送り。
私はこの日、フィンランドへ出発するので荷物を中央駅に預けて
Slussenへ。Slussenに着くと、朝早いことと雨上がりなことも重なって
水辺がキラキラと光ってすっごくキレイで感動。
天気が優れなかったストックホルム滞在だったけど
最終日の朝にきれいな景色が見られて嬉しかったなー。
グスタフスベリへ行くバスに乗って、1時間。
グスタフスベリに到着。
博物館に行きたかったんだけど、全然道がわからないので
なんかの施設が入ってる建物に入って、道を聞き無事到着。
グスタフスベリは陶器の町。でも、港町のような風情もあって
ここもおだやかな町だなーと思ったよ。
敷地内を、かもの親子がよちよち歩いてたりして、かわいかった!
グスタフスベリにはリサラーソンや、スティグリンドベリなど
有名なデザイナーが所属。博物館では歴代のデザインが見られて
陶器好きにはたまらんと思います。人も少ないし、ゆっくり見られます。
博物館のあるところには、ショップやカフェなども併設されていて
安く買えたりします。旅人ってつらい…。持って帰れないので断念。
建物もすごくかわいくて、その辺歩いてるだけで楽しい。
バスに乗ってストックホルムまで戻って、再度ローゼンダールスへ。
私ストックホルムに来て3回ローゼンダールスに行ってる!
だって、どうしてもここの野菜が食べてみたかったんです。
高いけど、最後のストックホルムなので贅沢します。
またぎゅうぎゅうのバスに乗って、ひとりで森を登って。
でも今までふたりで食べてたから、急にひとりのごはんが寂しくなって
充分味わえなかったなぁ〜。やっぱりひとりごはんは切ないね。
森を降りて、中央駅で荷物を引き取ってフィンランドまでの移動手段
「シリヤライン」の乗り場までバスで向かう。
バス乗るのにちょっと苦戦。ちゃんと紙に書いて運転手さんに確認すると
バス停から結構歩くけど行くよって言われて乗車。
このへんかなーと思ってると運転手のおいちゃんが「次だよ〜」と
声をかけてくれて、無事下車。でも、結構歩いたよ〜ほんと。
もっと良い交通手段あるよな〜と思いながら、歩道のない道を
ゴロゴロ転がしながら歩く。涼しいストックホルムなのにシリヤラインの
乗り場についた時はもう汗だくでした。
一応シリヤラインって豪華客船と呼ばれるでっか〜い船だけど
値段もピンキリで、車より下の客室だと安いし、高い客室はシャンパンとか
ついてるような部屋もある。
でも、みんなタクシーで来てる!涼しい顔して〜。
船で宿泊は初めてだから楽しみだなー!
◆旅の予算◆
グスタフスベリ博物館50SEK,ランチ135SEK,パン18SEK
アイス25SEK,夕ごはん95SEK
(2008年6月のレート1SEK:18円)
◆旅の宿◆600SEK(1人300SEK)