ハンガリー日記

5/29(THU)

予想以上に暑いブダペスト。
いとこの子「ななちゃん」を幼稚園まで一緒に送りつつ
トラムやバスの乗り方を教えてもらう。
いとこのおうちはブダペストのブダにあります。
ブダペストは、ドナウ川をはさんで「ブダ地区」「ペスト地区」に
わかれているのです。
ブダ地区は王宮のある旧市街、ペスト地区が新市街。
へぇぇ〜って感じでしょ?
きいろのトラムは街を縦横無尽に走っていて、とても便利。
地下鉄と違って、外の景色も見れるし明るいから、安心して乗れます。
トラムとバスを乗り継いで、30分くらいで幼稚園に到着。
自然がたくさんあってこどもがのびのび育ちそう。
いい場所にあってうらやましかったな。
右の写真は幼稚園の庭に飾ってある、こどもの作品。

午前中はそのままペスト側の中央市場に行って、
2階の食堂でグヤーシュを食べよう!と注文したんだけど
なんかちょっと違うものになってしまった(笑)
ななちゃんの弟「ゆうとくん」も一緒につき合ってもらってたので
ごはんの後、バイバイしてひとりでぶらぶら。
ハンガリーに来たら、かわいい切手をゲットしようと思っていたので
市場から近い郵便局に入り、聞いてみた。
英語で聞いても全然伝わらなくて、結局全然可愛くない切手を買ってしまい
ちょっと凹む。
気を取り直して、街をぶらぶらする。さすがに暑い!
でも、こんな異国では水を買うのもひと苦労。
まず入りやすそうなお店探しから始まるからね!
お水の場合はスーパーでいいけど。
日本でもコンビニとスーパーの値段が違うように
外国でもそうなんだよね。でも、のどがカラッからで
死にそうなっている時に限って、見つからない。
そういうことは、日本でも外国でも同じみたい。

ハンガリーのミネラルウォーターは
炭酸入り(セーンシャヴァシュSzensavas)が多い。
買ったばっかりのつめたーい炭酸水は
ホントに美味しい!!…けど、あったかくなって炭酸がなくなった水は…。
ちなみに、炭酸なし(セーンシャヴメンテシュSzensavmentes)は
ピンクのボトルで、炭酸ありは青のボトルです。

帰りにいとこのお誕生日のお花を買って、帰宅。
さすがに初日、クタクタでおやすみ3秒。

◆旅の予算◆
乗り物1週間パス4000Ft(ハンガリーは地下鉄、トラム、バスとありますが
シングルチケットの使い方が難しいし、たまにチケット検査があるので
旅行者はパスを買うのが懸命だと思いまーす)
ランチ2490Ft,水200Ft,切手150Ft,水とおかし290Ft,お花350Ft
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

 

5/30(FRI)

7:00に起床。朝ご飯を食べて幼稚園へお見送り。
ブダ側の乗換駅「モスクワ広場」で、いとこ&ゆうとくんとお別れ。
このモスクワ広場はけっこう雑然としてて、最初はちょっとドキドキ。
自分がチャイナ顔、もしくはモンゴル顔だと自覚はしてるんだけど
初日にモスクワ広場で、知らないアジア人に「ニーハオ」と言われたのには
ちょっとびっくりした!

モスクワ広場から歩いてブダ王宮へ。現在の王宮の中は国立美術館
ブダペスト歴史博物館、現代美術館として使用されていて、ひろーい敷地内には
劇場や教会などがあります。町並みも古くて素朴で、なんだか時間がゆっくり
流れている場所でした。(観光客は多いけど…)
残念ながらマーチャーシュ教会の外観は工事中。中だけパチリ。
王宮の敷地内のコロナカフェで、クロワッサンに
チーズ2種類をはさんだサンドイッチとカプチーノでランチ。
いやー、おいしい!ヨーロッパのチーズの美味しさを
初体験した瞬間!
慣れないテーブルチェックでひと汗かく。

王宮のあと、ペスト側に行ってイシュトヴァーン教会へ。
今日も暑いので、途中アイスを食べながら歩く。
教会の中で、聖歌隊のイベントがあったので少し聴いて、
展望台にのぼって、ひとやすみ。
聖歌隊の子供はみーんな天使みたいに可愛かったな。

帰りにモスクワ広場近くの市場へ寄って、さくらんぼ1キロ
(この時まだ500グラムを注文する語学力無し)を買って帰宅。
ハンガリーは夜8時くらいまで明るい。

◆旅の予算◆
水109Ft,国立美術館800Ft, マーチャーシュ教会700Ft
ランチ850Ft,アイス210Ft,展望台500Ft,ジュース2本400Ft,さくらんぼ1キロ500Ft
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

 

5/31(SAT)

今日は土曜日なので、いとこのだんなさんに
エチェリの蚤の市に連れて行ってもらう。
この蚤の市、すっごく行ってみたかったー。
でも、あまりの暑さにダウン…。
ありとあらゆるものが売ってて、宝物を発掘するには
もっと集中しなきゃダメかーって
かんじ!でも、値段交渉したりするのも楽しくて、
ホーローの缶とか、つばめのグラスを
ゲット☆そのまま車で郊外のIKEAに行ってショッピング。
IKEAのカフェでホットドッグとコーヒーでランチ。
お買い物して、今日は早めの帰宅。
おうちで、ななちゃん&ゆうとくんと遊んで、今日もバタンキュー。
今日エチェリに行く車の中で、ななちゃんにマジャル語(ハンガリーの公用語)
の1〜10までを教えてもらう。
エジ、ケトゥ、ハーロム、ネジ、ウト、ハト、ヘト、ニョルツ、キェルツ、ティーズ!
で1〜10です!

◆旅の予算◆
グラス1200Ft,ホーロー缶1000Ft,IKEAで4849Ft,IKEAのランチ300Ft(激安&美味!)
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

 

6/1(SUN)



今日は日曜日。ペトフィの蚤の市に行こう!と…?やってないみたい。
そのかわり、英雄広場で馬のお祭りのようなものを発見。
露店もたくさん出ていて大にぎわい!!見たことのないお菓子とか
手工芸品や、いろんなパフォーマーがいて、楽しかったー。
お昼にビールとよくわからない炒め物を食べて、休日っぽく暑い中
テントでうだうだしました。
途中、しぼりたてのオレンジジュースを注文するも、並び方が悪かったのか
はたまた、いじわるか店員に無視され続け悲しくなる。
いいもん、別に。買ってやんねー!
お祭りの帰りに、ハンガリー伝統菓子「クルシュトカラーチ」を
買って、みんなでパクつく。ひゃーおいしいわ、これ!
筒状のパンのような、外はカリカリ中はふんわり。でもって薄くて甘い。
また食べたいよ〜。美味しくて超スピードで食べたので
写真とるの忘れました。

その後、TESCOまで送ってもらって、お買い物。
またまたおみやげをアレコレ買う。
日本も商品のパッケージ、もっとかわいくすればいいのにね。
テンション上がってひろ〜いTESCOをすみずみまで歩く。
そんなことをしていたら、帰りのバスに乗ってる間に
雨がー。ひどい雨がー…。TESCOからのバスの乗り継ぎで
ちょっと迷ってしまったので、悪天候に焦りが増す!!
雷も鳴ってきたので、南駅で雨やどり。
でも、南駅の雰囲気がまたちょっと怖くて、はやく
トラムにのりたいーと思って、急いでトラム乗り場へ。
地下鉄の駅は、暗くてなんとなーく怖いのです。
路上の落書きも結構多いしね。

帰ったら、炎天下のビールとこの緊張からか、頭痛でダウン。

◆旅の予算◆
屋台ランチ1600Ft,おみやげ1550Ft,TESCOで4463Ft,水250Ft,パン150Ft
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

 

6/2(MON)

今日は昨日の頭痛が残っていたので、ななちゃんのお見送りはお休みして
おうちでお留守番。お昼におうちでナポリタンを作って食べて、午後からお出かけ。
トラムでオクトゴンまで行って、あてもなく街をぶらぶら。
途中でチェーン店系のコーヒーショップでアイスカフェラテを飲む。
お客さんがあんまりいないなーと思いながら、ラテを飲む。
「…まずい」薄くて甘いラテを飲みながら、ドトールって
なんて美味しいんだろう…と思ってちょっと日本が恋しくなった。
ぐびぐびと飲み干し、再び街へ。歩いたりトラムに乗ったり。
トラムではケータイ通話率が結構高い。私は言葉がわからないし、
物珍しいので楽しいんだけど、地元の人はどうなんでしょう?
トラムに乗るたび、聞き耳を立てていたら私はマジャル語の響きが
好きかも!ということに気づいた。かわいいというか。
携帯だと、相づちだけが聞こえる時があって、日本語で「うん」とか
「そうそう」とかが向こうでは「ヨー」と「イーゲン」なのです。
「ヨーヨー、イーゲンイーゲン!ヨォォォ〜」って具合です。
ちなみに、「ありがとう」は「くすぬむ!」で、みんな略して
「くっすぃ〜」って言う。「くっすぃ〜しーあー!」でほとんどの人は
電話を切ってた気がする。「しーあー」は「じゃ〜ね」とか「はろー」とか
オールマイティな挨拶みたいです。
なんだかかわいい響きでしょ?ついつい言ってみたくならない?
ちなみにちなみに、「こんにちは」は「ヨーナポット」なんだけど
わたしはいつも「ヨーナポー」って言ってた(笑)
夕方6時くらいになって、やーっと涼しくなってくる。
ブダのモスクワ広場まで戻って、近くのマムートっていう
ショッピングセンターへ。マムートってマンモスって意味で
イラストロゴもマンモスの絵でかわいい。入ってるショップは
面白い品揃えだなーって感想です(笑)
でも、マムートってひびきもまたかわいいんだよなぁ〜
マムートの近くには、MATCHというスーパーもあります。
MATCHの方がいたるところにあるので、MATCHを見かけると
ちょっとホッとしてた日々でした。
モスクワ広場でパン買って、夜に家でコーヒー飲んだら眠れなくなったー。

◆旅の予算◆
カフェラテ520Ft,ポストカードとか500Ft,ジュース、ヨーグルト135Ft,パン300Ft
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

 

6/3(TUE)

今日は朝10:30発のフェリーでセンテンドレまでOneDayTrip!
センテンドレは首都・ブダペスト北方20キロにある小さな町。
14世紀~17世紀のオスマン・トルコ支配から逃れて来たセルビア人やギリシア人達が
開発した小さな町で、芸術家のコロニーとして知られています。
ハンガリーを代表する陶芸作家・マルギット・コヴァーチの記念館を初め、
複数の個人の博物館があります。
川沿いの一帯が観光地化されていてるけど、少し奥に入ると
生活感たっぷりの地元の素朴な町並みを楽しめます。
センテンドレまではHEVという電車か、船で行けます。船旅好きな人には
おすすめだよ。1時間くらいかかるけど…。
着いたらお昼頃だったので、さっそくグヤーシュをリベンジしよう!
ということで、地球の歩き方に載ってたハンガリー料理屋へ。
(店名忘れました…。すいません。)
やっとちゃんとしたグヤーシュを食べました!
さらっとしたビーフシチューとトマトスープを足した感じ。
町をぶらぶらしたり、マルギット・コヴァーチ記念館
に行ったりして過ごす。郵便局があったので、切手のリベンジを!
初日に英語で失敗したので、いとこに書いてもらった
マジャル語の「刺繍柄の切手ありますか?」
の紙を差し出す。するとおばちゃんはゴソゴソと探して
27Ftの刺繍柄切手を見せてくれた。
「おお〜これこれ!」と感動して、知ってる数字の
一番大きい「10」をマジャル語で言うと
おばちゃんはニマーっと笑って、切手を10枚渡してくれました。
私は嬉しくて心から「くすぬむせーぺん!」というと
またおばちゃんはニマーっと笑ってました。
たったこれだけのことで、なんだか嬉しくなったのでした。
しかも、もうひとつ「チョコロン!」のあいさつが聞けたのだー。
「チョコロン!」とは、「目上の女性に対するあいさつ」と
本に書いてあったのに、町ではまったく聞かない挨拶だったので
言わないもんだなーと思っていたの。
ほんとに「チョコロン」って言ったーと感動。
センテンドレではいい思い出ができました。
そんなこんなで、夕方再び船でブダペストに戻り
西駅のマック(ここは世界一豪華なマックで有名)で
コーラを飲んで、帰宅。
西駅の写真撮れなかった…誰かのサイトだけどココ

◆旅の予算◆
センテンドレ往復2235Ft,グヤーシュ2100Ft,アイス130Ft,マックコーラ200Ft,
マルギット・コヴァーチ博物館700Ft,切手270Ft
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

 

6/4(WED)

ハンガリー最終日、おみやげ探しの日。ヴァーツィ通りから中央市場へ。
市場のすみっこにあるオレンジジューススタンドへ。初日にいとこが買ったのを
ひとくちもらったら美味しかったので、飲もう飲もうと思ってたんだ。
美味しいのに、お客さんはだーれもいない。スタッフも感じいいのに。
市場に買い物に来てる人が持ってるカゴが、どうしても欲しかったんだけど
とうとう見つからず。今日は買い物に向いてない日みたい。
そんな日は違うことをしようと、ハンガリーの伝統料理店でパプリカチキンを
食べる。店内は落ち着いていて、ウエイターのおじさんも超いい味出してる。
パプリカチキンの付け合わせが何だったのか、いまだに謎。肉の脂のような
ちがうような…。
そのあと、民族博物館へ向かう。
団体と団体のエアポケットに挟まれ、なんだか移動しづらい…。
それでも、民族衣装とか、伝統工芸のコーナーは内容充実で
ほお〜と思って足を止めてしまいます。
女の子は結構好きなんじゃないかな?
この旅で各国から家と友達にハガキを出そうと
思ってたので、帰りに郵便局に寄って、絵本屋さんへ。
ハンガリーの絵本作家、マレークベロニカさん
絵本を1冊買って、帰路へ。
モスクワ広場まで戻って、市場でイチゴ500グラムを買う。
(500グラム買う語学力がついてます!)
最初モスクワ広場もちょっととっつきにくかったけど
1週間たてば、モスクワ広場に戻るとなんとなくホッとする私、
そうやって思い出というのは増えていくのだなぁ…。
と、感慨深く帰宅。
さー、明日は1日かけてベルリンだ!

◆旅の予算◆
エアメール2通400Ft,民族博物館800Ft,ランチ1880Ft,オレンジジュース320Ft,
いちご400Ft,絵本1260Ft,トラム10回券2400Ft
(2008年5月のレート1Ft:0.6円)
◆旅の宿◆いとこのおうち

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